日々の暮らしのなかでちょっとした特別感を与えてくれるものっていろいろありますよね。毎日口にする“飲み物”もそのひとつです。朝起きたとき、仕事の合間、リフレッシュしたいとき、お菓子のお供に、1日のなかのいろんなシチュエーションで気分を変えてくれるきっかけになってくれます。生活のなかで身近にあるものだからこそ、いつもと違うものがあるだけで、その日の楽しみになったり、ワクワクしたりするものです。

そんななかでもコーヒー豆は、手ごろな価格で、コンパクトで軽いので、おみやげにもピッタリ。その場所ならではのものや、季節限定のものなど、お店のこだわりの味も楽しめます。

今回は八ヶ岳エリアにあるたくさんのお店のなかから、ハチ旅スタッフおすすめの自家焙煎コーヒーのお店をご紹介します！

小淵沢：丸山珈琲
八ヶ岳の星空を思い出す、八ヶ岳店限定の味

山梨県北杜市小淵沢、リゾナーレ八ヶ岳内の中央広場前にある「丸山珈琲 リゾナーレ八ヶ岳店」。軽井沢本店に続き、2店目としてオープンした山梨県唯一の店舗です。

丸山珈琲で扱っているコーヒー豆は、すべてバイヤーさんが生産地に直接買い付けに行ったもの。どれも現地で選定を行い、香り、風味、酸味、コク、バランスなど、複数の要素を細かく評価して厳選された高品質な豆が販売されています。

店頭には、季節限定のブレンドや生産者の顔がわかるシングルオリジンなどさまざまな豆が並んでいますが、なかでもおすすめなのは「リゾナーレオリジナルマイルドブレンド」と「八ヶ岳ブレンド〜満天の星空〜」。東京や長野にもいくつか店舗があるなかで、どちらもこの店舗でしか手にはいらない限定販売なので、旅の思い出にもぴったりです。

八ヶ岳の美しい星空をコンセプトにつくられた「八ヶ岳ブレンド」と、小淵沢をイメージした爽やかで甘みのある店舗オリジナルのブレンド。

そのほか、ドリップパックや丸山珈琲のブレンドを使ったオリジナルのお菓子も。会社へのおみやげや渡す人数が多いときなどは、ドリップパックとお菓子をセットにしてみるのもいいかもしれません。

このほかにも、クリスマスブレンドのドリップパックや、新ブランド・アルトシエロシリーズのパックもありました。

コーヒーチョコレートクランチ（左）、コーヒーロールラングドシャ（右）。

観光スポットとしても楽しめるリゾートホテル内のカフェなので、おみやげ選びだけでなくゆったりと過ごすこともできますよ。

富士見：Gardenia coffee stand & roastery
こだわり抜かれた“心とからだに良い珈琲”

長野県富士見町、国道20号線沿いにある「Gardenia coffee stand & roastery」。コーヒーのテイクアウトと焙煎豆の販売を行っているお店です。

およそ15年前に独学でコーヒーを学びはじめたというオーナーさんには、アジア最大のスペシャルティコーヒーイベント・SCAJ2022RMTCでのオーディエンス大賞1位の受賞や、国際資格であるQアラビカグレーダーの取得など、さまざまな取り組みや経歴が。“こころと体に良い珈琲を”というスローガンのもと、こだわり抜かれた技術で思いのこもったコーヒーを届けています。

店頭には10種類ほどの豆が並んでおり、何種類かのシングルオリジンに加え、ブレンド、デカフェもあります。時期によってもラインナップが少しずつ変化していくので、どんな豆に出会えるのかは訪れてからのお楽しみ。それぞれの豆にオーナーさんのコメントもついているので、カウンター越しにお話を聞きながら、贈る相手をイメージしてその場で選んでみるのもおすすめです。

中深煎りと浅煎りの豆を絶妙な比率で組み合わせたお店を代表するブレンド。ドリップパックで販売されているので、ドリッパーセットを持っていないという方にもプレゼントできます。

ちなみに、お店に訪れた際にはぜひイートインも。じっくり丁寧にハンドドリップされた、とっておきの一杯を飲むことができます。コーヒーとの相性を意識してつくられたオリジナルスコーンとのペアリングも試してみてください。

原村：Rowan Coffee Roasters
オリジナル焙煎機で厳選されたスペシャルティコーヒー

標高1,000m、八ヶ岳の麓長野県原村にある「Rowan Coffee Roasters」。コーヒーベルトと呼ばれるエリアの産地を中心に、世界各国から厳選したスペシャルティコーヒーを取り揃えている焙煎所＆カフェです。

オーナーさんは、1968年の創業の日本を代表するコーヒー店のひとつ、カフェ・バッハで3年間修行。その後、地元原村でお店をオープンしました。ローワンコーヒーでもバッハコーヒーオリジナルの焙煎機を使用し、原村の気候や季節に合わせた焙煎を行っています。

バッハコーヒーオリジナルの焙煎機。

焙煎前と焙煎後に1粒ずつ丁寧に取り除いているというハンドピックも大切にしている過程のひとつ。

店頭には約15種類ほどの豆が並んでおり、併設しているカフェでいただくことも。イチオシは「季節で変わるドリップパック4種セット」です。定番のブレンドやシングルオリジン、お店の看板ブレンド、希少な豆まで、コーヒー好きの方はもちろん、コーヒー初心者の方でもいろいろな豆を飲み比べて楽しめるセレクトとなっています。それぞれの特徴を説明したパンフレットもついていて、表紙にはお店から見える雄大な風景の写真も。大切な友人へのおみやげや自分へのプレゼントにもぴったりです。

季節で変わるドリップパック4種セット。

木のぬくもりを感じられる店内からは、八ヶ岳や南アルプスを一望できます。

諏訪：観音崎珈琲
世界各地の農園から届く個性豊かなコーヒー豆を

長野県下諏訪の街の一角にある「観音崎珈琲」。JR下諏訪駅から徒歩4分、諏訪大社秋宮から徒歩7分と、車が必要なこのエリアではうれしいアクセスの良さも魅力の自家焙煎珈琲専門店です。

10席ほどの店内ではカフェ利用でもゆったりと過ごすことができ、世界各地のコーヒー農園から届いた個性溢れるコーヒー豆を取り揃えています。オーナーさんこだわりの6kg釜のトルコ製の焙煎機は日本で初めての導入だそう。店頭では、浅煎り・中煎り・深煎りの焙煎具合ごとにそれぞれ約2種類ずつの豆を用意。ラインナップは定期的に入れ替わっていきます。

なかでもおみやげにおすすめなのは、100gの豆が3種類入った「焙煎士におまかせセット」と、10パック入りのドリップパックギフト。ドリップパックでは、下諏訪町の観光名所をモチーフに諏訪大社秋宮前観光案内所とのコラボで生まれた「万治の石仏ブレンド」が楽しめますよ。

深煎りセット、浅煎りセット、バランスセットの3つからお好みのものを選べる「焙煎士におまかせセット」。

また、ギフトはお店からその場で発送できるので、荷物にならずに自宅や届け先に送ることも。予算やシチュエーションに合わせた内容の変更等もできるそうですので、オーナーさんに気軽にご相談してみてください。