諏訪地方を代表する夏のお祭り、諏訪大社下社の遷座祭「お舟祭り」は8月1日

夏のお祭りはいろんなものがありますが、長野県の諏訪エリアの大きな夏祭りといったら、欠かせないのが「お舟祭り」です。

2018年のお舟祭りポスター。

「お舟祭り」は諏訪大社下社の例大祭のひとつ。諏訪大社下社は春宮と秋宮という2つのお社があり、神様の御霊代が季節ごとに移られていきます。冬と夏、年に2回この遷座があるのですが、特に遷座祭として賑わうのが春宮から秋宮へと御霊代が移る、夏の「お舟祭り」なんです。

御霊代に続いて翁媼人形、つまりお爺さんとお婆さんのお人形を乗せた柴舟が曳行されることからこの名前で呼ばれています。引っ張られるお舟は実に長さ10m、重さ5トン! 大きな柱を運ぶ諏訪大社の神事・御柱祭を思わせるような大迫力のお祭りなんですよ。

人を乗せた大きな柴舟が曳かれていきます。

お舟祭りの開催は例年8月1日。例大祭とあって、曜日とは関係なく開催されていますが、平日でも毎年非常にたくさんの人で賑わう大きなお祭りです。

ちなみにこの柴舟、昔は裸姿の若者が担いでいたため、「諏訪の裸祭」とも呼ばれていたそうです。

今年も8月1日の本祭りに加え、前夜の7月31日には宵祭りが行われます。宵祭りでは氏子による伝統芸能の長持ち、神輿など、華やかなパレードが続きます。また、宵祭り、本祭りともに出店などが並び、町は非常に賑やかに。

諏訪地方を代表する勇壮な夏祭り、今年は平日の開催ですが、ぜひ夏休みなどを利用して見に来てみてください。

[平成30年 お舟祭り]

開催日
2018年8月1日(水)
宵祭り=7月31日(火)
問い合わせ
お舟祭り実行委員会/下諏訪町産業振興課(TEL=0266-27-1111)、下諏訪商工会議所(TEL=0266-27-8533)、下諏訪観光協会(TEL=0266-26-2102
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