11月も中旬に入り、八ヶ岳の秋はそろそろクライマックスに入ります。標高1,000m以下のエリアでもモミジなどは落ち葉の季節になってきました。
ですが、今週は入れ替わるようにイチョウやカラマツなどが見ごろに。山を染めるカラマツの紅葉など、晩秋の景色が各地で楽しめますよ。
八ヶ岳高原大橋の三段紅葉が見ごろに!
落葉も目立ってきた高原エリアですが、今週はカラマツなどが色づき、山全体を染め上げています。
「黄色い橋」の愛称で知られる紅葉の定番スポット、山梨県北杜市の清里・大泉の八ヶ岳高原大橋はまさに今見ごろ。八ヶ岳をバックに渓谷のカラマツが色づき、秋の絶景を見せてくれています。
うっすら冠雪した八ヶ岳に山すその色づき、そして渓谷のカラマツの黄色と、3つの色が並ぶ景色は三段紅葉なんて呼ばれることもあり、人気なんですよ。
同じく清里エリアの大門ダムもカラマツを背景に秋の景色になっています。
また、道の駅南きよさとではイチョウが黄色く。色づいた葉が風に舞う景色も見られましたよ。
少し下った北杜市長坂町エリアでは、三分一湧水がきれいに色づいていました。落ち葉と相まって趣のある晩秋の景色になっています。
今週オススメなのは三分一湧水から棒道への散策。棒道は武田信玄がつくったとされる軍用路で、現在も山梨県から長野県にかけてその道が残されています。この道沿いの木々が黄色く色づき、とてもきれいな景色になっていますよ。
八ヶ岳からグッと南下した山梨県の韮崎市周辺もイチョウが映える季節に。
韮崎中央公園はイチョウ並木が黄色く色づき、道を彩っています。
長野県側でもイチョウがピークに
長野県側、諏訪湖周辺のエリアはモミジや桜の紅葉が終わりに近づき、徐々に冬が近づいてきています。
そんななか、ピークを迎えているのがイチョウの紅葉。イチョウの名所である仏法紹隆寺はまさに見ごろ。今週木曜に足を運ぶと、カメラを持った人たちがそこかしこにいました。
イチョウの木はもちろん、境内も黄色い落ち葉で彩られ、秋の盛りを感じさせる光景になっていましたよ。
さまざまな木が植えられている諏訪市の高島城公園はそろそろ紅葉の終わりの季節。葉の落ちた木も多くなっています。池に映る木々など、今週あたりまではギリギリ秋の終わりを感じる景色を楽しめそうです。
また、山梨県側同様、諏訪盆地を囲む山々もちょうどカラフルに色づいています。
街や諏訪湖畔などを歩きながら、遠景を楽しむのもいいでしょう。