ゆっくり火を起こして、のんびり完成を待つ。ダッチオーブンを使っての煮込み料理は、そんな過ごし方にぴったりです。
日常生活だと時間のかかる煮込み料理はなかなか手を出せませんが、アウトドアなら待っている時間も楽しめちゃうのが魅力！　下準備をして火にかけたら、遊んだり、休んだり、ゆっくり話したり……料理を食べるときだけでなく、待つ間も贅沢な時間になります。

今回つくってみたのはチキンの黒ビール煮。凝った料理に思えますが、材料を炒めて黒ビールを入れたらあとはじっくり煮込むだけと、意外とシンプルな一品なんですよ。味付けも最後に塩・胡椒で整えればいいので、失敗しづらいのが嬉しい！
せっかく八ヶ岳でつくるなら地元素材を使ってチャレンジするのもオススメ。この時期旬のジャガイモや、この地域のクラフトビールを使えば八ヶ岳スペシャルな味に。

見ているだけでふしぎと楽しいのが焚き火。火を囲んで暖まりながらおしゃべりしつつ、できあがる料理をつまむのは、アウトドアの魅力が詰まった時間です。直接網でお肉や野菜を焼いてももちろんいいですが、スキレットなどでつくるアヒージョも定番人気の一品。「焼き上がったらすぐ食べないと！」というバーベキューより、のんびりつまみながら楽しめるのも魅力です。

また、豪快に素材を包んだホイル焼きも手軽でおいしい焚き火料理。たまねぎやジャガイモなどのほか、リンゴなどを入れればデザートにもなります。簡単なので、家族で遊びに来たときなども、子どもといっしょに準備して楽しめます。シンプルだけどおうちではなかなかできない、直火ならではの料理ですよ。

遊びに来た日だからこそちょっと早起き。朝の静かな時間も八ヶ岳の贅沢な時間です。さわやかな夏の朝とはまた違い、秋冬の八ヶ岳の朝は静かで凜とした空気に包まれています。
そんななかで、まずはお湯を沸かしてゆっくりコーヒーブレイク。リラックスしながら身体を温めてくれる1杯です。

せっかく火を付けたなら、朝ご飯も焚き火で。ツナやハムなど好きな食材を挟んでホットサンドなんていうのも手軽な贅沢です。八ヶ岳エリアは乳製品も豊富なので、好きなチーズなどを探しておいても楽しいです。じわっと焼けるホットサンドをゆっくり待ちながら八ヶ岳の朝を楽しんでください。