春の散歩はワンちゃんといっしょに!
愛犬と星を見よう
八ヶ岳はワンちゃんといっしょに旅をする人も多いエリア。ワンちゃんと遊べる場所や泊まれる施設はもちろん、愛犬もいっしょに星空を見ることができるイベントも行われているんです。今回は愛犬といっしょに旅を八ヶ岳わんわんパラダイスの星のソムリエ・むーらんさんこと村本さんに、愛犬と楽しむ星空を紹介してもらいます。実は星空観察のコツはワンちゃんのように空を見上げることなんて話も!
こんにちは! ペットと泊まれる宿八ヶ岳わんわんパラダイスの星のソムリエ®村本(むーらん)です。桜前線が八ヶ岳南麓を駆け抜け、標高1,100mに位置する八ヶ岳わんわんパラダイス周辺も遅い春を迎えました。辺りを見渡すと森が色づき始め生命力がみなぎってくる雰囲気にワクワクしてきます。少しずつ気温が高くなり過ごしやすい季節になりますね。
私は愛犬と一緒に一戸建てコテージに泊まれる八ヶ岳わんわんパラダイスに勤めています。ワンちゃん連れにも優しい観光地のひとつであり有数の星見スポットの一つでもある八ヶ岳で、「愛犬と一緒に星を見たい」という声に応え、毎週金曜日に「ワンちゃんと一緒に星空観察会」を開催しています。今やワンちゃんは家族の一員。同じ時間を一緒に過ごしたいという気持ちは必然といっていいでしょう。
八ヶ岳の星見ベストシーズンである冬は終わりを告げましたが、春先はまだまだきれいな星空を楽しむことができます。夜空には全部で88の星座がありますが、そのなかにはワンちゃんをモチーフにした星座も3つあります。地球上から一番明るく見えるシリウスのある「おおいぬ座」、おおいぬ座より先に東の空に昇ることから「犬の先駆け」という意味を持つプロキオンのある「こいぬ座」、うしかい座の巨人が連れている猟犬が星座になった「りょうけん座」です。このうち「りょうけん座」は春の星座のひとつで、まさに今見ごろを迎えています。
ところで星を見上げる場合のコツをご存知ですか?「ワンちゃんに倣え」というのが私の持論です。人間の視野は約180度ですが、ワンちゃんの視野はなんと270度ほどあります。ワンちゃんのようにできるだけ広い視野でぼんやりと星空を見上げるとたくさんの星が目に映ってくると思います。さらに星のように弱い光を増幅して見ることができ、動体視力が人間より優れているため、流れ星もきっとワンちゃんの方がたくさん見つけることができるでしょう。
毎年ゴールデンウィークの終わり頃に「みずがめ座η(エータ)流星群」が活動のピークを迎えます。この流星群はハレー彗星を母体としていて、「三大流星群」に次ぐ規模で毎年活動しています。天の川が見えるくらいの場所であれば1時間に20個前後、街明かりの影響のあるところでも10個前後の流れ星を見ることができそうです。この流星群は明け方1時間程度しか観察が難しいという特徴がありますので、2019年に関しては5月7日の日の出2時間半前から1時間半前までの1時間程度が一番の見ごろとされていました。
これからの季節なら、8月のペルセウス座流星群などが待っています。今年2019年はお盆中の8月13日が極大を迎える見込みです。「星を見るならワンちゃんに倣え」の教訓を思い出しながらぜひたくさんの星を見上げてみてください。
高地の澄んだ空気の中にきらめく満天の星空、八ヶ岳の大地と星空が生み出す悠久の時間。この中に身をおくことで、私たちは広大な宇宙の中のとても小さな存在であり、隣にいる大切な人とともに生きる喜びを感じられるはず。ぜひ、星めぐる大地八ヶ岳にお越しください。
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