夏の名物である長野県・諏訪湖の花火。毎年8月15日に行われている「諏訪湖祭湖上花火大会」や9月の「新作花火大会」は残念ながら今年の開催は中止となりましたが、こんな時だからこそ花火で地域を盛り上げたいという想いから、「諏訪湖サマーナイト花火」は実施されることになりました。

8月1日から8月22日までの22日間、毎日15分ほど諏訪湖に花火が上がります。

過去の様子。

今年も毎晩15分、諏訪湖を花火が彩ります

「諏訪湖サマーナイト花火」は毎年7月下旬から1か月ほどの間、諏訪湖で行われているイベント。地元の花火師さんの協力のもと、毎晩約800発、15分ほど諏訪湖上に花火が打ち上げられます。

今年は新型コロナウイルスの影響から中止になった「諏訪湖祭湖上花火大会」など同様、開催の可否について協議が行われていましたが、政府の感染症対策本部の方針決定を受け、3密対策を行いながらの開催が決定しました。

打ち上げ時間は20時から21時の間で、毎日15分ほど。例年は花火に合わせて音楽なども放送していましたが、今年は特定の場所に人が密集するのを避けるために放送を中止しての実施となります。また、イベントスタッフが諏訪湖畔に配置され、発熱などの症状がある人の参加自粛や、3密の回避、打ち上げ前後の3密になりそうな交流の自粛、て指の消毒やマスク着用などの要請といった感染予防対策も行われます。

今後再び政府の緊急事態宣言が出された場合など、状況の変化があった場合イベント期間中に中止になる可能性もありますが、ひとまず今年も夏の夜空を花火が彩る見込みです。

「諏訪を元気に！」の想いを込めたクラウドファンディングも

ちなみに、現在「諏訪湖サマーナイト花火」ではクラウドファンディングも行われています。

例年なら７０万人以上が来場する「諏訪湖祭湖上花火大会」や9月の「新作花火大会」の中止は、地域の観光や飲食関係へも大きな打撃です。今回のクラウドファンディングでは、「花火を通じて地域を元気にしよう」「諏訪から全国に元気を届けよう」という方からの支援を募集。集まった支援金は花火の打ち上げに加え、諏訪五蔵吞み比べセットやプレミアム付飲食券といった地元産業の支援になる返礼品の準備に活用されます。

クラウドファンディングは7月26日まで募集中ですので、こちらもぜひ覗いてみてください。

[諏訪湖サマーナイト花火（2020年）]

【関連記事】

【今年はお休み】夏の諏訪湖花火、「諏訪湖祭湖上花火大会」「新作花火大会」ともに中止に

長野県最大の湖である諏訪湖を彩る夏の大イベントが花火。毎年8月15日に行われている諏訪湖祭湖上花火大会や、9月初旬に行われる全国新作花火競技大会は、全国からたくさんの人が集まっています。 … 続きを読む

【2020年7月8日追加・来年以降の再会を祈って今年はお休み】八ヶ岳エリアのイベント中止情報まとめ

緊急事態宣言の解除などを受け、少しずつ新たな日常に向かい始めていますが、やはり今年は八ヶ岳エリアでも多くのイベントが安全を期して中止となっています。ここでは中止が発表されている恒例イベントをまとめてい … 続きを読む