もうすぐお正月。旅行や帰省で八ヶ岳エリアに遊びに来るという人も多いのではないでしょうか。この時期にこのエリアに来るとなると、雪の量や道路の状態は知っておきたいですよね。今回は、年末年始に向けて道路状況などを地元スタッフがレポートします。
・冬の八ヶ岳エリアは降雪の有無にかかわらず、スノータイヤ着用が大前提。
・標高1,300mほどの原村エリアにも主要幹線の雪はほぼなし。
・急な降雪やアイスバーンには注意が必要、安全な運転を心がける。
高原エリアの原村でもほぼ雪はなし
標高が高く寒いエリアというイメージから、いわゆる雪国と思われていることも多い八ヶ岳エリアですが、実は気温の割には積雪は少なめです。しっかりと積もるような雪が降るのは1シーズンに数回程度。降ったときも、高原エリアの原村で10cm程度のことが多く、豪雪地帯のように家が雪に埋もれるようなことはまずありません。
この年末は日本海側などで大雪の予報が出ていますが、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳周辺はというと、12月28日時点では道路上にはほぼ雪はありません。
こちらは12月27日の長野県原村の様子。原村のなかでも標高1,200mを超えるエリアでは道路脇には少し残っていますが、道路の雪はすっかり溶けています。
標高が1,200mを超えるエリアでも雪が溶けているので、原村の低標高側のエリアもまだ雪の気配もなさそう。今年はまだ山の冠雪も少ないです。八ヶ岳の冬は、晴天率が80%以上と高いので、晴れの日も多くて気持ちがいいですよ。
ただし、急な雪やアイスバーンには注意!
全体的にまだ雪もなく凍結もないので安心ですが、油断はできません。この12月は高原エリアに限らず雪が降る日は比較的多く、朝はうっすら雪化粧をしていることもたびたび。
さらに、雪がなくても夜や明け方の運転で注意が必要なのが、アイスバーンです。八ヶ岳周辺は標高が高い地域ということもあり、夜になるとグッと気温が下がります。道路脇などに残った雪が日中溶けて道路に流れていると、この水分が凍結。アイスバーンと呼ばれる状態になり、非常に滑りやすくなります。
なかでも、濡れている路面と見分けがつきにくいブラックアイスバーンには特に注意が必要です。雪が溶けたあとの濡れた路面や雨が降ったあとはアイスバーンになっている可能性が高いので、雪の有無に関わらずこの時期は地元民も運転には慎重になります。
冬の八ヶ岳も、楽しく安全に!
通な人は四季のなかで冬がいちばん好きという人も多い八ヶ岳エリア。空気が澄んでいて晴れの日が多いため、星がとても綺麗に見えたり、山肌や遠くの景色がはっきりと見えたり、雪化粧した八ヶ岳の山が美しかったり……冬ならではのいろんな風景も大きな魅力です。皆さんの旅が、ケガや事故もなく、安全で楽しいものになるよう願っております!