旧清春小学校の跡地に建てられたアートスポット、清春芸術村。安藤忠雄設計の「光の美術館」をはじめ、ギュスターブ・エッフェル設計の「ラ・リューシュ」、藤森照信設計の「茶室 徹」、白樺派の作家たちの作品が展示されている「清春白樺美術館」など、芸術はもちろん、建築巡りも楽しめるスポットです。

安藤忠雄設計の「光の美術館」。一切の人口照明がない展示室は、無機質なコンクリートの空間に差し込む光の美しさを最大限に使った、自然光のみの美術館です。
そんな清春芸術村の安藤忠雄設計「光の美術館」にて、12月21日まで「h.o 個展 – COSMOS: The Art of Chaos –」が開催中です。

3つの「宇宙」から体感する“混沌と美しい秩序の交錯”
h.o(エイチドットオー)は、ヨーロッパ・⽇本・アメリカを拠点に活動する国際的なアーティスト・コレクティブ。「Sense the Invisible(⽬に⾒えないことを知覚する)」をテーマに、アートとテクノロジーを横断する実験的な表現を追求しながら、詩的で遊び⼼にあふれた体験から社会や未来に関わる批評的な問いまで幅広く作品化しているグループです。

今回の展覧会では、腸内細菌が⽣み出す「⼩さな宇宙」、⾜元の⽔たまりにひそむ「⽇常の宇宙」、ビッグバンをスマートフォンのエネルギーから読み解く「⼤きな宇宙」の三つの視点を通して、混沌と美しい秩序の交錯を体感できる世界観となっています。
微⼩で⽬に⾒えない内なる調和から、⽇常の⼩さな奇跡、そして壮⼤なエネルギーの運命まで、多層的な宇宙に満ちている私たちの世界。ぜひこの展示を通して、⽇常の隙間に潜む多元的宇宙の⿎動を感じ、⾃⾝の存在と世界とのつながりを再発⾒してみてください。
[h.o 個展 – COSMOS: The Art of Chaos –]
- 開催期間
- 〜2025年12月21日(日)
- 時間
- 10:00〜17:00(最終入館=16:30)
- 場所
- 光の美術館(山梨県北杜市長坂町中丸2072)
- 料金
- 一般=1,500円、大・高校生=1,000円、小・中学生=無料
- 詳細ページ
- https://www.kiyoharu-art.com/?p=3022

