八ヶ岳エリアは戦国時代の武田家ゆかりの場所もたくさん残る地域。長野県岡谷市の小坂観音もそんなひとつです。

正式名を龍光山観音院という小坂観音は、諏訪湖を眼下におさめる小高い丘にあるお寺です。井上靖さんの小説『風林火山』では、ヒロインの武田信玄側室・由布姫（諏訪御料人、湖衣姫）が療養した場所として描かれたことから、由布姫の供養塔が建てられています。

そんな小坂観音のこの時期の名物があじさいです。ここには800株ものあじさいが植えられており、毎年7月ごろには見ごろを迎えます。

あじさいの時期に合わせてイベントも開催されています。それが「由布姫あじさい祭り」。今年も6月24日からスタートしています。

2018年7月9日時点のあじさいの様子。

ちょうど見ごろになってきて、諏訪湖を展望する景色とあじさいの共演を楽しめますよ。

2018年7月9日時点のあじさいの様子。

7月7日から7月14日まではライトアップも行われ、夜景のなかで咲くあじさいを楽しむこともできますよ。

あじさい祭りは7月21日まで。初夏の景色をぜひ楽しみに来てください。

[由布姫あじさい祭り]