四季折々、さまざまな景色が楽しめる八ヶ岳ですが、秋はとっておきの絶景を見るチャンスがやってきます。雲海です。

雲海とは、雲が海のように眼下に広がる景色のこと。高い山の山頂エリアなどで条件が揃うと、この雲のじゅうたんを見ることができます。秋はこの雲海が発生しやすい季節で、八ヶ岳エリアでも見られる機会があります。

そんな雲海を見るための早朝ゴンドラが運行するのが長野県にある富士見パノラマリゾートです。

ここは山野草や山頂などからの絶景でも人気の入笠山にある施設で、ゴンドラでの手軽なトレッキングを楽しみにやってくる人も多いスポット。そんな富士見パノラマリゾートでは、9月下旬から11月上旬にかけて、金・土・日曜日と祝日限定で早朝にゴンドラが特別運行するんです。

プレミアム雲海ゴンドラと呼ばれるこの早朝運行では、夜明け前の午前5時30分からゴンドラが動きはじめ、山頂で雲海と日の出を待つことができます。自然現象ですので必ず見られるというわけではありませんが、見事に雲海が発生したときの幻想的な景色は感動的ですよ。

今年の運行は9月27日にスタート。11月4日まで続き、運行シーズンは公式サイトに雲海の発生予報も掲載されます。「雲海を見たい！」という人はこちらの予報もチェックしてみてください。

雲海ゴンドラと連動したイベントも！

そして、今年はこの雲海ゴンドラと連動したイベントも行われます。

9月27日から29日にかけての3日間行われるのは「雲海ゴンドラ利用！早朝入笠山（1,955m）登頂ツアー」。雲海ゴンドラでゴンドラ山頂駅まで登ったあと、さらに足を延ばして入笠山の山頂をめざします。ゴンドラ山頂駅から1時間ほどでたどり着く山頂は、八ヶ岳をはじめ、富士山や南・中央・北アルプスを一望できる絶景スポットです。

ある程度の装備や準備は必要ですが、登山としては入門的な難易度で、今回のツアーも小学校3年生から参加できます。

雲海と日の出をうかがいつつ楽しむ早朝登山、現在参加受付中ですので、興味がある人はぜひお申し込みを。

また、11月3日には雲海のメカニズムの説明会が行われます。解説してくれるのは国内唯一の山の天気予報専門社・ヤマテンの猪熊隆之。猪熊さんは「世界の果てまでイッテＱ登山部」に予報を提供したりもしている気象予報士なんです。運がよければ実際に雲海を見ながら、その発生メカニズムを解説してもらえますよ。

こちらの説明会は参加無料。雲海ゴンドラで山頂エリアに向かえば誰でも参加できます。晩秋の連休に、ぜひ遊びに来てください。

[プレミアム雲海ゴンドラ（2019）]

[雲海ゴンドラ利用！早朝入笠山（1,955m）登頂ツアー]

[株式会社ヤマテン　猪熊代表による雲海のメカニズム説明会]