入笠湿原・入笠すずらん山野草公園などがあり、山野草の宝庫として知られる富士見パノラマリゾート。今年は新型コロナウイルスの影響により、グリーンシーズン営業が延期されていましたが、6月1日から時短で営業がスタートしました。
この時期の富士見パノラマリゾートは、計120万本にもなる日本すずらんとドイツすずらんが見ごろを迎えます。今年は春先にやや冷え込む日があったからか、例年より1週間程度遅い開花となっていましたが、6月上旬にはドイツすずらんが、先週ごろからは日本すずらんも開花が進み始めています。
計120万本の日本すずらんとドイツすずらんが見ごろに
入笠山一帯には日本原産の日本すずらんとヨーロッパ原産のドイツすずらんの2種類のすずらんがあります。日本すずらんは、ゴンドラ山頂駅から10分ほどのところに群生しており、シーズンになると白い花をつけた100万本のすずらんが一面を埋め尽くします。ゴンドラを降りて目の前にある入笠すずらん山野草公園で見られるのは、20万本が植えられているドイツすずらん。6月12日時点で、日本すずらんは8分咲き、ドイツすずらんは満開となっています。
この時期はすずらん以外の山野草も見頃を迎えています。入笠湿原にはクリンソウ(赤)、コナシ(白)、レンゲツツジ(橙)、アヤメ(青)、ウマノアシガタ(黄)や、白い五弁の花が咲くズミ(コナシ)の木があります。すずらんといっしょに探してみてはいかがでしょうか。
ちなみに6月1日から21日にかけては、すずらんを見に行く際に利用するゴンドラの往復券を購入した方に山野草の苗をプレゼント中。どんな苗がもらえるかは行ってみてのお楽しみです。
コロナ対策でテイクアウトなども開始
屋外スペースがほとんどの富士見パノラマリゾートですが、営業スタートにあたってコロナ対策を徹底。ゴンドラは人数を制限しての乗車や換気及びアルコール消毒が実施されています。
レストランでもテイクアウトがスタート。定番メニューのカレーライスをはじめ、信州名物のソースカツ丼、スタミナ満点の山賊焼き丼もテイクアウトすることができます。テイクアウトメニューには富士見町特産の赤いルバーブを使ったルバーブゼリーも付きますよ。
すずらんが見頃を迎える入笠山一帯は散策にもベストなシーズン。合計120万本にもなるすずらんの群生を見つつ、天空の澄み渡る空気を味わいに出かけてみてはいかがでしょうか。
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