夏が近づき、八ヶ岳は野菜の収穫が盛んになってきています。例年なら地元でも直売などで賑わってきますが、今年はコロナの影響で出荷が落ち込んでいる農家さんも少なくありません。
そんな状況を受けて、新しい取り組みもはじまっています。実証実験がはじまったファームフェスさんの「LOCKAL(ロッカル)」もそのひとつです。
「LOCKAL」とは「LOCKER(ロッカー)」と「LOCAL(ローカル)」を掛け合わせた造語。いつでも受け取れるIoTを取り入れたロッカーを使って、地方の生産者と地域、飲食店をつなぐ仕組みです。
北杜市のオーガニック野菜を無人販売中
現在その実証実験の第1弾として、東京、中目黒のカフェ・中目黒ラウンジで、山梨県北杜市のオーガニック野菜の無人販売が行われています。
販売されているのは、北杜市のファーマン井上農場さんなどの野菜。北杜市は戦時中、目黒区の小学生たちの疎開先のひとつになっていたり、戦前から縁があった地域でもあります。ファーマン井上農場さんも、毎年目黒区の小学校の農業体験を受け入れているのですが、今年は農業体験が中止になり、野菜の行き場のなくなってしまいました。
せっかく育てた野菜を子どもたちに食べてもらいたいという想いもあり、中目黒ラウンジで無人販売を行うことになったんです。
今回の無人販売はひとまず10月いっぱいまでを予定。今の時期は生にんにくやほうれん草、リーフレタス、サニーレタス、大根などを扱っています。
購入の際の接触を減らせるだけでなく、販売コストを下げられるため、お手ごろな価格で野菜を買えるのがうれしいところ。今回も人のつながりや人情を大事にし、ほぼ原価という価格で販売しているそうですよ。
有機JAS認証を受けた北杜市のオーガニック野菜、ぜひこの機会に食べてみてください!
[中目黒ラウンジ 野菜無人販売]
- 実施期間
- 2020年10月いっぱい
※掲載時の予定です - 場所
- 中目黒ラウンジ(東京都目黒区上目黒3-6-18 TYビル)
- 紹介ページ
- https://sotokoto-online.jp/1645