八ヶ岳エリアで循環型農業など、さまざまな活動を行っているFOOD AGRI NEXT LABさんの取り組みを学生さんがレポートします。
▶Miraiプロジェクト:https://miraiken.yamanashi.jp/mirai/
こんにちは。私は山梨県立大学1年の坂田萌衣です。現在、授業の一環で「未来プロジェクト」に参加しています。「未来プロジェクト」とは、学生が「社員」として企業や団体と一緒に活動を行うことで、社会との新たな繋がりを築くというプロジェクトです!このプロジェクトでは、学生と企業の双方のマッチングにより、どの活動に参加するのかを決定します。企業の皆さんとのオンラインでのマッチング会はとても緊張しました…。
さて、私と山梨大学1年の大野ななさんがお世話になっているのは、自然豊かな北杜市大泉町にある「FOOD AGRI NEXT LAB株式会社」(FANLAB)です!地域と都市の連携による、日本文化の普及や交流人口の増加を目的に幅広い活動に取り組まれています。
活動初日、事務所にお邪魔しました。
畑を見学したり、HanaVegeを食べたり…楽しく顔合わせをしました。
今回のプロジェクトでの私達の目標は、「循環型農業による環境保全活動を多くの人に知ってもらうこと」です。
循環型農業とは、里山保全などを通して山の資源を畑に利用することです。里山は、過去は地域の資源として有効活用されていましたが、現在は化石燃料等の普及によりほとんど活用されていません。
そんな中、北杜市の若手農家達は野菜の生産過程の中で、天然素材を使った堆肥を生産しています。例えば、里山から資源として集めた「落葉」から堆肥を生産することで、里山を有効活用しています! 実は、地域の米ぬかやホップ粕、酒粕などの植物性の資源から時間をかけて生産した堆肥を使った畑で育てた野菜は、味が濃く、とても美味しくなります。
さらにFANLABは、三菱ケミカル株式会社と協力して「生分解性プラスチック」を使用した紙コップ等を、堆肥中で分解するという実験を行っているそうです。
実際に使ってみても、少し硬めの普通の紙コップ。本当に分解するのでしょうか?
そこで私達は、実験を行う現場である「八ヶ岳中央農業実践大学校」へ行くことに!
訪れたのは2020年12月。11月に紙コップを混ぜたばかりで、まだまだ時間がかかるようです。
このように、循環型農業による環境保全活動の様子を学び、実際に見学してきました。そして、こうした循環型農業で生産した野菜から作られたのが、「HanaVege」です!!
「HanaVege」は野菜を乾燥させたものです。畑のままの「美しい色」を表現するために、試行錯誤の末誕生しました。
そのままでも、スープやサラダに混ぜても美味しく食べられるので、日頃不足しがちな野菜を簡単に補うことができます。華やかな見た目はギフトにもぴったり!
「HanaVege」は、野菜の収穫から洗浄、皮むき、カット、乾燥、包装まで全て丁寧な手作業で行います。一枚一枚、心をこめて生産しています。
「HanaVege」はまさに、循環型農業による環境保全活動の工程を凝縮した「成果物」であると捉えることができます。そのため、私達は「HanaVege」を通して、八ヶ岳での活動を多くの人に知ってもらうために日々奮闘しています。この投稿も、私達の目標達成に大きく貢献してくれると信じています。
https://8katte.com/SHOP/list.php?Search=HANAVEGE
・活動詳細はこちら
https://8katte.com/n8/index.html