現在では高原のリゾートエリアとして多くの人が訪れる清里ですが、ほんの100年程前はまだ一面荒野が広がる寒い山村だったのをご存じでしょうか?
東京の水源確保のためのダム建設に伴い、故郷を失った人々が1938年にこの地へ送られ、血のにじむ苦労を重ねながら開拓していったことで、現在の清里が生まれました。
そんな清里開拓の歴史を、「清里の父」と呼ばれるポール・ラッシュ博士の足跡を巡りながら知るウォークイベントが行われます。「八ヶ岳フットパス ~ポール・ラッシュ博士の開拓者精神に触れる旅~」です。
清里開拓を進めた人物のひとり、ポール・ラッシュ博士
ポール・ラッシュ博士はもともと関東大震災によって壊れた東京・横浜のYMCA会館再建のために来日。その後日本の学生たちを育成するための訓練キャンプ場として清泉寮を設立したほか、戦後には日本の食糧問題解決のため、新たな農村モデル確立を目指して清里開拓を進めた人物です。
今回の八ヶ岳フットパスでは、ポール博士がつくったキープ協会の敷地を散策。敷地内に残る史跡を歩きながら、清里の歴史やポール博士の想いに触れていきます。
「ブラタモリ」のような感覚で、土地を歩きながら歴史を感じられるイベントですよ。
歩きながら歴史と想いを知る
開催は11月25日、26日、12月16日、17日の計4回が予定されています。どの回も同内容なので、都合のよい日を選べます。
参加は無料。清里という地域や、土地の歴史に興味がある人、散策が好きな人はぜひ参加してみてください。
[八ヶ岳フットパス ~ポール・ラッシュ博士の開拓者精神に触れる旅~]
- 開催日
- 2021年11月25日(木)、11月26日(金)、12月16日(木)、12月17日(金)
※各日共通内容 - 時間
- 10:00〜15:00
- 参加費
- 無料
※昼食は各自用意 - 場所
- 清泉寮(公益財団法人キープ協会/山梨県北杜市高根町清里)
- 対象
- 18歳以上
- 定員
- 15名(先着/最少催行人数=5名)
- 申込ページ
- https://ssl.formman.com/t/3bZH/
- 詳細ページ
- https://www.seisenryo.jp/experience_foresters-school_hiking.html#footpath