諏訪の秘境・後山

信州諏訪湖の南西、行き交う車も少ない山道をしばらく進んだ先にある小さな集落が後山地区。江戸時代前期の慶安4年（1651年）の新田開発で拓かれたこの地区は、現在も20世帯ほどが暮らす隠れ里のような場所です。

人口も70人に満たない集落ですが、ここは古くからの名物である松茸をはじめ、養蜂、農業、畜産など、諏訪地域屈指の名産品の宝庫でもあります。小さな小さな集落なので生産品の収穫量も少なく、地元周辺以外ではなかなか食べることができないものばかり。里山だからできる、ここでしか食べられない名品が後山生まれの食べ物なんです。

前回の【八ヶ岳の今旬をお届け】の連載では、そんな後山の夏に旬を迎える農産物をご紹介しましたが、そろそろ秋の味覚の時期も近づいてきました。

恵みの山が生み出す“秋の味覚の王様”

日本の秋の代表的な味覚である松茸。アカマツの根元に自然生息する天然のきのこで、後山地区では９月から10月に地表に顔を出します。古くから日本人に愛されてきた松茸ですが、実は日本国内に出回っている松茸の9割以上が輸入品という現状があります。人工栽培の技術が確立していない松茸は、すべて天然のもの。気候や地中温度など、環境が整ってはじめて採れる貴重な食材です。後山の松茸は、先祖代々の山を手入れし、マツ林を守ってきたからこそ味わえる山の恵みなのです。

毎年即完の後山「松茸」2023年度も予約開始！

今年も、八ヶ岳の美味しいモノを届ける通販サイト・ハチカッテでは、後山の天然松茸の予約を開始しました。

豊潤な香りが魅力の松茸ですが、松茸の香りは時間とともに薄れてしまうため、輸入品と国産では品質に大きな差があります。さらに、「後山の松茸」はジャキッとした歯触りとほんのりとした甘みも特徴。国産の松茸がとても貴重とされるなか、ハチカッテでは熟練の名人が丁寧に選別した松茸を、鮮度を損なわない産地直送でお送りしているため、香りも歯ごたえも採れたてに近い状態でお届けできます。

販売しているのは、贈答用と自家用。贈答用では、「つぼみ」と呼ばれる松茸の中でも最上級の等級のものだけを木箱に入れてお届けします。香りと旨みのバランスがよく、焼き松茸、土瓶蒸しに適しています。大切な方への贈り物にもぴったりです。

贈答用

自家用

自家用には「ひらき」というかさが開いた状態の香りが広がりやすい特徴を持つ松茸を中心に、小さいものや「つぼみ」も入ります。炊き込みご飯やすきやきなど、ほかの食材と合わせても松茸の香りが楽しめますよ。

数量が限られており、毎年予約で即完売となる後山の松茸。ちょっと特別なご褒美として “秋の味覚の王様”、恵みの山が生み出す後山の松茸をお試しください。

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