うなぎを食べる日といったら多くの人がまずイメージするのは夏の「土用の丑の日」でしょう。江戸時代に平賀源内がうなぎ屋さんの宣伝のために広めたなんていわれている風習です。
でも、夏はうなぎの旬ではないってご存知でしたか? そもそも土用の丑の日にうなぎを食べる風習が広まったのは、「う」の付くものを食べると夏バテしないという俗信が背景にあったからなんだそうです。なので、うなぎ自体の旬とはあまり関係がないんですね。
では、うなぎの旬はいつかというと、実は今の時期。産卵や冬眠を控えて脂が乗る秋から冬にかけてがうなぎのおいしい時期なんです。
古くからうなぎの産地であった諏訪湖のほとり、岡谷市では夏だけでなく、旬の時期にぜひうなぎを食べてほしいということで、「寒の土用丑の日」という習慣を広めています。
土用というと夏のイメージが強いですが、実は立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間を指す言葉で、夏だけでなくそれぞれの季節に存在するんです。なので、うなぎの旬に重なる冬の「土用の丑の日」にうなぎを食べようというのが、この運動なんですね。
今シーズンの寒の土用丑の日は1月21日。1年のなかでも特に寒い時期です。夏にスタミナを付けるのももちろんいいですが、冬の寒い時期を乗り切るためにうなぎを食べるのもいいですよ。
ちなみに、岡谷のうなぎは一般的に関東風の背開きで、調理法は蒸さずに直火で焼く関西風。それを濃くて甘めのタレでいただくのが特徴です。
諏訪湖周辺にはたくさんのうなぎのお店がありますので、この冬遊びに来たら、ぜひ味わってみてください!
寒の土用丑の日についてはこちら…
【うなぎのまち岡谷】”寒の土用丑の日発祥の地” | 信州岡谷観光サイト 旅たびおかや
http://www.kanko-okaya.jp/news/%E3%80%90%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%8E%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A1%E5%B2%A1%E8%B0%B7%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%80%91%E5%AF%92%E3%81%AE%E5%9C%9F%E7%94%A8%E4%B8%91%E3%81%AE%E6%97%A5%E7%99%BA%E7%A5%A5/