北杜市の夏を彩る稲絵アートが、今年も見ごろを迎えています。
北杜市稲絵アートフェスティバルは今年で8回目を迎えるイベント。北杜市・高根町の田んぼに、「うるち米」と「古代米」を植え、稲穂の色で絵を描くプロジェクトです。
今年も5月に田植えが行われ、すくすく育っていました。盛夏を控えたこの時期は、稲が青々としてきて絵が完成する季節。おととい、7月3日の時点で見事な絵が田んぼを彩っていました。
描かれているのはフクロウ。実はこれ、3年かけた3部作の完結作なんです。一昨年はフクロウの親子の姿が、去年はフクロウの子どもが旅立つ様子、そして今年は旅立った子どもが里帰りする姿が描かれています。だから「ただいま」というセリフが描かれているんです。
稲絵アートの面白さは、時期によってどんどん色合いが変わっていくこと。今は青々とした色の稲ですが、これから稲刈りの季節が近づくにつれ、黄金色に変わっていきます。稲穂が育つとやはり絵は少し見えづらくなりますが、黄金色に染まっていく様子も楽しめますよ。
例年なら9月上旬前後の稲刈りまで稲絵を楽しめます。特に青々とした姿を見るなら8月中旬ごろまでに足を運ぶといいですよ。