小津安二郎ら芸術家が愛したアイスの店も復刻…道の駅「ビーナスライン蓼科湖」が開業

地元食材などが集まっていたり、地域ごとに特色がある道の駅。八ヶ岳エリアにも点在していますが、今年新たな道の駅がオープンしました。

道の駅「ビーナスライン蓼科湖」です。

小津安二郎も愛した名店が復刻

7月17日にオープンした道の駅「ビーナスライン蓼科湖」。蓼科高原や白樺湖、霧ヶ峰高原といった高原エリアをつなぐ観光道路・ビーナスライン沿線、蓼科湖のすぐ近くに誕生したスポットで、長野県茅野市で初の道の駅でもあります。

地元の農産物を販売する直売所「蓼科農家」のほか、休憩展望室や公園広場といったスペースが用意されており、旅の途中の休憩にもぴったりの場所です。

そして、この道の駅の名物といえるのが蓼科アイス。蓼科エリアは日本を代表する映画監督である小津安二郎さんが晩年仕事の拠点にしていたほか、多くの文化人や文人が愛した土地でもあります。そんな文人墨客に愛されたのが、当時蓼科エリアにあった喫茶店・蓼科アイスだったんです。

時代の流れのなかで消えてしまったこのお店の味を復刻させる形で、今回道の駅に同名のお店が生まれました。かつての蓼科アイスの味をモチーフにしたソフトクリームを味わうことができますよ。

地域の農産物や景色だけでなく、歴史を受け継ぐ味も楽しめる高原の道の駅。これから蓼科エリアや、ビーナスラインを通ってどこかへ行く人は、ぜひ立ち寄ってみてください。

[道の駅「ビーナスライン蓼科湖」]
▶住所:長野県茅野市北山4035-2906
▶施設例:蓼科アイス(9:00〜16:30/火曜定休・7月、8月は無休)
農産物直売所「蓼科農家」(8:00〜17:00/無休) など
▶詳細ページ:https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/kankou/299.html

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