低カロリーなのに意外に食べ応えも! 凍み文化から生まれた「かんてんとこおりもちのスープ」

長野県の諏訪エリアの名産品のひとつに寒天があります。

寒天は、天草やおごのりといった海藻からつくったところてんを、冬の寒い時期に凍結と融解、乾燥を繰り返してできる食品。気温が低く、かつ冬の晴天率が高く、日中に凍ったところてんがじっくり溶ける環境が整っている諏訪地域は、寒天づくりにぴったりの場所なんです。

冬の風物詩ともいえる寒天を干す様子。こちらは諏訪エリアで寒天などをつくっているイリセンさん。

乾燥する前の寒天。このぷるぷるの状態から徐々に凍結、融解を繰り返し、寒天が完成します。

江戸時代後期の1830年ごろに現在の茅野市に寒天のつくり方が伝えられ、以後茅野市を中心に地域の特産品に。現在では諏訪地域は棒寒天や角寒天の生産量日本一のエリアになっています。

今年も冷え込みが厳しくなるこの時期、寒天を干す作業が行われています。

地域に根付いた「凍み」の文化を新商品に

そのほとんどが食物繊維といわれ、健康によい食品としても注目を集めるようになっている寒天。名産地の諏訪地域では、新しい食べ方を提案する商品も生まれています。

そんなひとつが「凍みでつながるプロジェクト」から生まれた「かんてんとこおりもちのスープ」。

冬の寒さを利用し、凍結と乾燥によって長期保存できる食品をつくる、天然のフリーズドライともいえる「凍み」の文化が根付いた諏訪地域には、寒天以外にも凍み食品がいろいろ存在しています。そんな「凍み」の文化を発信するために、昨年「凍みでつながるプロジェクト」が発足。凍み文化から生まれた食品を使った新しい商品などの開発を行っていました。

「かんてんとこおりもちのスープ」はその第一弾。寒天に加え、お餅を凍らせて乾燥させた「凍りもち」を入れたスープで、お湯を注ぐだけで食べられるようになっています。

中身はこんな感じ。白いのが凍りもちです。お湯を注げばすぐスープができます。

1食38kcalなのに意外に食べ応えあり

寒天というと、デザートなどで使うイメージが強いですが、諏訪地域などでは昔からサラダに入れたり、いろんな食べ方をしています。独特の食感やクセのない味は、意外としょっぱい味付けとも合うんです。

今回の「かんてんとこおりもちのスープ」も、実際に食べてみるとおいしい! 鰹エキスなどを使った味付けですが、味わいは中華スープのような印象です。

お湯を注げばできあがり! 手軽です。

寒天もですが、一口サイズの凍りもちが入っているので、思った以上に満足感があります。ちなみに、1袋あたりのカロリーはおよそ38kcal。食事のお供にはもちろん、ちょっと小腹が空いたときにも罪悪感なく食べられますよ。

寒天のほんのりコリッとした食感も楽しいです。

第2弾商品も近々登場

このスープは、寒天の製造・販売をしているイリセンさんがつくっており、イリセンさんの直売所で販売しています。諏訪地域に立ち寄ったときは、ぜひ手に取ってみてください。

長野県茅野市にあるイリセンさんの工場。直売所も併設されています。

ちなみに、第2弾の商品も近々リリース予定とのことですので、そちらもお楽しみに!

[かんてんとこおりもちのスープ]
▶価格:260円
▶販売場所:イリセン 寒天直売スペース「入千」(長野県諏訪市四賀2769)
イリセン 寒天工場&直売所(湯川店)(長野県茅野市北山湯川1253)
▶サイト:https://kanten-irisen.com/

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