近年注目を集めているリモートワーク。コワーキングスペースはもちろん、カフェ、宿泊施設など、さまざまな場所でリモートワークプランが見られるようになりました。
そんななか、諏訪湖畔の美術館のひとつ、原田泰治美術館がリモートワークでの利用受付を開始! 前日までの予約で、ティールームを仕事利用できるというものです。利用時間は10時から17時、ランチ&コーヒー飲み放題付きで2,200円。
リモートワーカーであるハチ旅スタッフ・及川が「美術館でリモートワーク」体験レポートをお届けします。
諏訪市出身の画家・原田泰治の作品を展示
原田泰治美術館は、長野県諏訪市出身の画家・グラフィックデザイナーの原田泰治さんの作品を中心に展示する美術館です。
日本の自然豊かな風景や人々の暮らしを描き、その心温まる作風でファンも多い原田泰治さん。2021年9月3日現在、全国47都道府県の風景を描いた「ふるさと日本百景」、原田氏と親交の深い児童文学作家・椋鳩十(むく・はとじゅう)との画文集「太陽の匂い」原画展を開催中です。
諏訪湖一望のティールームでリモートワーク
早速美術鑑賞といきたいところでしたが、まずはお仕事。2階のティールームに向かいます。
一面がガラス張りになっていて、諏訪湖が一望できます。お天気が悪くて残念……。ティールーム内にも原田泰治の作品が飾られています。
もちろん電源、Wi-Fiあり。美術館とあってとても静かです。これは集中できるぞ。
メニュー豊富なランチセット。コーヒー飲み放題も。
11時頃、スタッフさんから「ランチはいつお持ちしますか?」と声をかけていただきました。ランチメニューのどれでも注文可能、希望の時間にいただけるとのこと。
一番人気という「日替わりパスタセット」を注文しました。諏訪地域の特産、寒天のスープとデザートがつくあたりに地元愛を感じます。ぷりぷりの寒天ゼリー、おいしかったなあ。
仕事終わりに絵画鑑賞
お昼を食べ、ちょっと休憩したいなというところ。PCから目を離し、いざ原田泰治さんの世界へ!
原田泰治が描く、日本の原風景。山があって川があって森があって海があって、そこに息づく人々の暮らしがあって。
パネルに書かれていた「日本は随分、様変わりしたと嘆く人もいるが、それほどでもない。まだまだ美しい自然に囲まれたつつましやかな人々の暮らしが沢山残っている。これは、取材の旅にでると、常に思う事だし、学ぶことばかりである。」との言葉に胸を打たれました。
自然に囲まれたつつましやかな暮らしが残っている。東京から八ヶ岳山麓に移住して、つくづく感じるところです。
……仕事の合間のリフレッシュのつもりが、再びPC画面に向かう気持ちをすっかり削がれてしまいました。美術鑑賞は仕事終わりにした方が良さそうです(笑)。
リモートワークプランは前日までの予約制。ちょっと気分を変えたいリモートワーカーのみなさん、たまには美術館でゆったり働いてみませんか。
もちろん純粋に、美術館としておすすめです!! 心温まる、癒しのひとときを過ごせますよ。
[原田泰治美術館 ティールームでリモートワーク]
- 利用時間
- ティールーム営業時間中(10:00~17:00)
- 料金
- 2,200円(入館料込み/ランチセット・コーヒー飲み放題付き)
- 設備
- フリーWi-Fi、電源完備
- 詳細ページ
- https://www.taizi-artmuseum.jp/news/%e7%be%8e%e8%a1%93%e9%a4%a8%e3%81%ae%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%81%a7%e3%83%aa%e3%83%a2%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%92%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%bf/