お殿様が愛した三薬師を巡る「諏訪紅葉三山めぐり」高さ40mの夫婦イチョウや真紅に染まる参道も

諏訪湖を囲むようにして広がる長野県の諏訪エリア。10月中旬頃から街が少しずつ色づきはじめ、11月に入ると本格的な紅葉シーズンに入っていきます。

そんな諏訪の紅葉シーズンに欠かせない恒例イベントが今年も開催。11月1日から11月16日にわたって開催される「諏訪紅葉三山めぐり」です。

諏訪のお殿様が参拝した三薬師

まず、ここでいう「三山」というのは、6,000点を越える文化財や貴重な遺産の数々が残されている佛法紹隆寺、諏訪盆地を見下ろす高台にある絶景スポットとしても有名な温泉寺、350年以上もの歴史を持つ長円寺の3つのお寺のこと。

お釈迦様や阿弥陀様など、お寺にはさまざまな仏様が祀られていますが、そのなかでも病気やケガなど、私たちの身近な悩みに寄り添ってくれるのが、当方浄瑠璃世界の教主・お薬師様。会場である三か寺は、江戸時代に諏訪のお殿さまであった諏訪氏が厚く保護し、自ら参詣もしていたお山であると言われています。

高さ40mの夫婦イチョウや真紅に染まる参道など

お寺への参拝はもちろん、このイベントの大きな魅力は、それぞれのお寺によって個性の異なる美しい紅葉。

佛法紹隆寺では、高さ40mの天然記念物・夫婦イチョウの葉が黄色く色づき、温泉寺では、樹齢約370年の枝垂れ桜をはじめ庭園の木々が赤や橙に。そして長円寺では、楓の木が真っ赤に染まり、参道一面が鮮やかな赤色に彩られます。

仏法紹隆寺。

温泉寺。

長円寺。

夜にはライトアップが行われ、夜空と色づく木々のコントラストが映える夜の紅葉も。お寺の参道や境内を彩る幻想的な風景を楽しめる貴重な機会です。

特別拝観や写経奉納燈籠、写経燈籠ヨガ、コンサートなどの企画も

また、期間中にはイベントを盛り上げるさまざまな企画も用意されています。特別拝観や期間限定の御朱印販売、坐禅体験や声明ミニコンサートを行う「お坊さんとスワらナイト」、写経燈籠をそばに置いて燈籠の光に包まれながら行う「写経燈籠ヨガ」、ピアノと篠笛の夕べ、琵琶と朗読で楽しむ『平家物語』など、予約が必要なのものから気軽に参加できるものまでいろいろと楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。

お殿様も愛した諏訪三薬師に参拝して紅葉を楽しむ、静かで心休まる秋のひとときを過ごしてみませんか?

[諏訪紅葉三山めぐり(2025)]

開催日
2025年11月1日(土)〜11月16日(日)
拝観時間
9:00〜16:30
※ライトアップは日没〜20:00(長円寺は土日祝日のみ)
場所
佛法紹隆寺(長野県諏訪市大字四賀桑原4373​​)
温泉寺(長野県諏訪市湯の脇1-21-1)​
長円寺(長野県茅野市玉川穴山1373​​)
詳細ページ
https://www.suwakanko.jp/news/2025/10/14-第8回%E3%80%80お殿様が愛した%E3%80%80諏訪紅葉三山めぐり/

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