今週は日本海側などを中心に全国で雪になるところが多くなる見込みだそうですね。八ヶ岳エリアは今のところ雪の予報は出ていませんが、時期的にはいつ雪になってもおかしくない季節です。ハチ旅スタッフも、もうみんな車をスノータイヤに履き替えています。
路面が凍結したり雪が積もったりと、冬は地元の人間でも運転に気を遣います。「普段より車間距離を取る」「急ブレーキや急ハンドルを避ける」といった基本的な心がけも、いろんなところで紹介されていますよね。
そういった雪道の基本はもちろん押さえておかないといけませんが、地元スタッフ的に「ほかにもこんなところを気にしている」というポイントもあります。今回はそんな冬の運転のちょっとしたコツ(?)を紹介します。
ハイビームを活用しよう
八ヶ岳エリアに戻ってきてまず変わったのが、ハイビームを使うようになったこと。
冬に限りませんが、高原エリアなど山あいのエリアは街灯が少ない道も多く、夜の暗さが都心とは全然違います。本当にライトで照らされているところしか見えなかったりするんですよ。
前方の車や対向車が来たらロービームに切り替える必要がありますが、自分以外の車が見当たらないときはうまくハイビームを使いましょう。特に雪道では見通しが悪いと、急ブレーキや急ハンドルの原因になるので、怖いですよ。
飛び出し注意!
市街地などでも怖い飛び出しですが、八ヶ岳エリアでは山道でも注意が必要です。鹿などの動物が道路に飛び出してくることがあるんです。
本格的に冬を前にしたこの時期は、エサを求めてさまよう鹿も多くなるそうで、実際ハチ旅のスタッフも去年、鹿とぶつかって事故を起こしたそうです。幸か不幸か、鹿の方は元気に立ち上がって去っていったそうですが、車は無事では済まなかったそうです……。
鹿は夜や朝方に歩いていたりするので、見逃さないためにもハイビームをうまく使ってくださいね。
真冬は普段より早くエンジンを
「雪道はスピードを落とす必要があるから、普段より早めの出発を」というのはよくいわれますが、真冬の八ヶ岳エリアに車で来るときは準備も早めにしておく必要があります。
寒さでフロントガラスが凍結していることがあるからです。
真冬に車を停めておくと、冷え込みが厳しい夜中から朝にかけて車全体に薄い氷が張ったような状態になっています。こうなると、ガラスは真っ白。何も見えなくなってしまいます。
なので、真冬は出かける少し前にエンジンをかけ、エアコンでフロントガラスを暖めておく必要があるんです。真冬の旅行のときには覚えておくと出発がスムーズになりますよ。
雪は初日より2日目に注意!
雪が降った日は運転が怖いですが、実は「一番怖いのは雪が降った日ではない」という人が多いです。
もちろん降ったその日も怖いですが、新雪は踏み固めて進めるので、比較的走りやすいんです。
では、怖いのはいつかというと、雪が降った翌日以降。前日に降った雪が昼間の日差しで溶け出したりするのですが、夜になるとそれが再び凍るんです。アイスバーンですね。
滑りやすいだけでなく、車の“わだち”の形のまま凍っていたりするので、油断しているとハンドルを取られて冷やっとします。
同じように怖いのが雨。冬の八ヶ岳ではあまり雨が降ることはありませんが、たまに降るとやはり夕方には凍結。雪はわだち状などになりますが、こちらはスケートリンクのようにツルツルになったりするので、雪より怖いことも……。
雪はもちろん、雨のあとも運転には十分ご注意を!