年始といったら初詣。ハチ旅でも先日、初詣にピッタリの神社や周辺スポットを紹介する特集ページを公開したばかりです。
https://8tabi.jp/feature/newyear-2018/
ところで、八ヶ岳エリア、特に長野県側ではちょっと変わった呼び方の初詣があるのをご存知ですか?
「二年参り」です。
この言葉、長野県の人にはとてもなじみ深いもので、むしろ「え? これって標準語じゃないの?」と思っている人もいるくらいです。実際、ハチ旅スタッフでも全国的に使われている言葉だと思っていた人がいました。
ところが、逆に山梨県側のスタッフからは「何それ?」なんて声も。全然聞いたことがなかった単語なんだそうです。
大晦日から年明けにかけての初詣が「二年参り」
「二年参り」というのは簡単にいうと初詣の一種。大晦日の夜から年明けにかけての初詣のことを、長野県などではこう呼んでいるんです。「足かけ2年」のお参りだから「二年参り」ということなんでしょうね。
お参りのスタイルとしては全国どこでも行われているもので、何か特別な作法や習慣があるわけではありません。ただ、昼間に行く初詣とは区別されており、初詣のなかでもちょっと特別なものと認識されています。
「二年参り」を使うのは新潟県と長野県?
「二年参り」という言葉は、ちょっと調べてみると新潟県や長野県を中心にその周辺などで使われているようです。
実際どの辺りの人が使っているのだろうと、試しにグーグルのキーワード検索で「二年参り」という言葉を検索している人の分布を調べてみると……
ご覧のとおり! 新潟県が圧倒的で、次いで長野県、そして群馬県や福島県といったエリアがポツポツと調べているというデータが出てきました(※記事執筆時点のデータ)。
このデータを見る限り、やはり新潟県を中心に使われている言葉のようですね。
長野県でも「二年参り」という言葉はとても一般的なもので、神社などの初詣の案内や新聞などでもごく当たり前に使われています。
年末年始に八ヶ岳、特に長野県側に足を運ぶという人は、ちょっと意識してみると初詣が新鮮になるかも。ぜひ「二年参り」をしてみてください!