冬の寒い時期に行われた日本酒の仕込みが終わったこの時期は、新鮮な酒粕を楽しめる時期でもあります。酒蔵の多い八ヶ岳エリアでは、そんな酒粕を使ったお菓子もあります。そのひとつが金精軒さんの「大吟醸粕てら」です。
金精軒さんといえば信玄餅をはじめとした餅菓子で知られる山梨県の名店ですが、焼き菓子の名作もあります。「大吟醸粕てら」はそんな人気の焼き菓子。
いわゆるカステラなのですが、このお菓子の大きな特徴は名前にも入っているとおり、大吟醸酒の粕を使っていることです。金精軒さんのすぐ近くには「七賢」の名前で知られる酒蔵・山梨銘醸さんがあり、このお菓子には七賢さんの酒粕が使われているんです。
酒粕というと強い香りのイメージですが、七賢さんの大吟醸種の粕は柔らかくて上品な味。上品な日本酒の香りがこのカステラでも楽しめるんです。
そして、そんなお酒の香りをしっかり楽しむためにこのカステラでは、卵黄を使わず、卵白を泡立ててメレンゲにしたものを入れています。酒粕の香りが立つとともに、口当たりもしっとりと仕上がっています。また、卵黄が入っていないため、色も白いんですよ。
1年を通じて購入できる「大吟醸粕てら」ですが、3月は特にこの商品が美味しい時期。2月に絞られたばかりの新鮮な酒粕が使われており、香りも抜群なんだそうです。
日本酒好きの人はもちろん、お酒が飲めないという人も、このお菓子でお酒の旬を感じてみてはいかがでしょう?
【大吟醸粕てらについてはこちらで……】
2018年の新酒大吟醸粕てらは3月3日から! | 金精軒
http://kinseiken.co.jp/news/3655