ぶどうの季節もそろそろ終わりですが、みなさん、食べ逃してはいないでしょうか? フレッシュなぶどうもおいしいですが、野菜パン ド・ドゥさんではこの時期ちょっと珍しいぶどうが店頭に並んでいます。
「石窯焼きぶどう」です。
野菜ソムリエの資格も持つオーナーの絶品野菜パン!
野菜パン ド・ドゥさんは、山梨県韮崎市にあるパン屋さん。名前にも入っているとおり、野菜を使ったパンが中心のお店で、オーナーは野菜ソムリエの資格を持っていたりするんです。
パンに使う野菜も旬を大事にしているので、年間を通じて並ぶパンは、にんじんやかぼちゃを使ったものなどほんの数種類。それで、20〜30種類ものパンが店頭に並ぶんですよ。
ド・ドゥさんのファンであるスタッフに勧められて編集・Kも実際にパンをいただいたのですが、これはおいしい!
ほうれん草&ホワイトチョコのクロワッサンを食べたのですが、表面はクロワッサンらしい歯触りを残しつつ、なかはモチッとした食感!
記事はやや緑がかっていて、ほうれん草らしさがありますが、クセはなくほんのり野菜の香りを感じる程度です。野菜が苦手なお子さんなどにも人気というのも納得です。なかに入っているホワイトチョコも上品な甘さなので、あまり甘いパンは苦手という人にもオススメですよ。
レーズンのようでいて、香ばしくてジューシー!
そんなド・ドゥさんの季節商品のひとつが石窯焼きぶどう。これ、パンではなく名前そのまま、ぶどうを窯で焼いたものなんです。
オーナーの中高時代の先輩が韮崎でぶどう農家を営んでおり、「何かできないか」と声をかけられたのがきっかけで生まれたんだそうです。
この日店頭に並んでいたのは、「巨峰」と「サニールージュ」の2種類。見た目は干しぶどうのようです。
実際に食べてみると……
干しぶどうに近いですが、独特の食感ですね! 特に大粒の巨峰は外側は干しぶどうのようですが、中はレアで果肉感が残っていてジューシー。甘みもたっぷりで、ヨーグルトに混ぜたりするのもよさそうです。
やや小粒なサニールージュはよりレーズンに近いですが、焼いたことによる香ばしさを感じるお味になっています。スッキリとした甘さで、「そのまま食べるならこっちの方が好き」というスタッフも。
低温でじっくりじっくり水分を抜いていくことで生まれた味と食感
レーズンともまた違うこの独特の食感、生み出すにはやはり試行錯誤を繰り返したそうです。熱すぎれば焦げてしまうし、温度が低すぎれば焼けない。調整を繰り返して、干しぶどうと生のぶどうの中間のような今の味にたどり着いたんだとか。
つくり方を聞いてみると、すごく時間がかかっていました。パンを焼き終わった石窯に生のぶどうを並べ、夕方から翌朝までゆっくりと熱を入れるんだそうです。それだけでも「長いな〜」と感じますが、さらに状態を見ながらこの作業を4日ほど続けて、ようやくできあがるんです。
時間をかけてゆっくり水分を抜いていくことで甘さがギュッと凝縮するんですね。ちなみに乾燥させることで保存性も高まっており、賞味期限は半年ほどだとか。
今年の仕込みはすでに終わっており、販売は11月くらいまでを見込んでいるとのこと。「販売状況などによっては年内いっぱいあるかも」とのことですが、12月に入ってから欲しいという人は、お店までお問い合わせを。
[野菜パン ド・ドゥ]
- 住所
- 山梨県韮崎市藤井町駒井2070
- 営業時間
- 7:00〜18:00
- 定休日
- 水曜日、第2・4木曜日、年末年始
- 詳細ページ
- 野菜パン ド・ドウ
http://www.do-dou.net/