山梨県と長野県の境あたりに位置する北杜市小淵沢町。特急あずさの停車駅であり、佐久・小諸方面へと伸びる小海線の起点ともなっている小淵沢駅は、八ヶ岳エリアへの旅行の際に使う人も多いでしょう。
そんな小淵沢駅がこの夏リニューアル! 7月3日から新駅舎がお目見えしています。
どんなふうに変わったのか、ハチ旅スタッフも先日見に行ってきましたよ!
第一印象はなんといっても「オシャレ!」。「美術館かな?」と思うようなデザインになっています。
小淵沢の新駅舎は省エネルギーや再生可能エネルギーといった環境保全技術を導入した「エコステ」のモデル駅と位置づけられており、太陽光発電設備や太陽熱利用設備も整備されているそうです。デザインは南アルプスの山々とそこから流れる清流をイメージしたそうで、駅の内外は木を使ったところもたくさん。
建物自体は鋭角的なデザインですが、ぬくもりを感じる駅舎ですねぇ。
また、新駅舎は屋上に出ることも。
屋上は展望デッキになっており、八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳など周辺の山々や景色を一望できます。夜は星空も楽しめますよ。
そして、ハチ旅スタッフが個人的にすごく気になっていたのはこちら。
駅そばです! 小淵沢駅には昔から丸政さんという駅そば屋さんが入っているんですが、
ここは駅そば好きやB級グルメ好きの間では有名なお店。スタッフもお気に入りの立ちそば屋さんなんです。
かけそば290円、ちょっと贅沢なトッピングをしても500円ほどというリーズナブルな立ち食いそばなんですが、味も抜群! 甘みの効いたそばつゆに太めのそばという、田舎そばらしい一杯なんですが、駅そばでありながらちゃんとそばの風味が感じられたり、つゆが出来が見事だったりと、ただの安い立ち食いそば以上のお味なんです。個人的には「駅そば・立ち食いそばの完成形のひとつ」だと思っており、ときどき無性に食べたくなります。
名物はなんといっても「山賊そば」。山賊焼きという長野県中南部ではメジャーな鶏肉の唐揚げを乗せたそばなのですが、420円とは思えないサイズの唐揚げが乗っていることで人気になっています。
ですが、ほかにもここならではのメニューが。今回はそのひとつである「肉そば」を食べてきました。
「肉そばなんてどこにでもある」と思うかもしれませんが、ここの肉そばの肉は馬肉なんです。馬産地として知られる小淵沢周辺らしいメニューですねぇ。
少し甘めに味付けがされた馬肉がたっぷり。臭みもなくつゆともマッチして、夢中でかき込んでしまいました。汗だくです。
ちなみに丸政さんは、実は駅弁で知られる会社。大正7年(1918年)創業と、100年近く続く老舗なんです。小淵沢新駅舎1階に入っているMASAICHI本店というお土産屋さんも丸政さんの店舗なんですよ。こちらでは地元を始め、各地のこだわり商品を扱っています。
駅そばの丸政さんは、新駅舎の改札のすぐ横。小淵沢駅に立ち寄ったときはぜひ立ち寄ってみてください!