上諏訪の史跡から酒蔵まで! まち歩きマップ「上諏訪温泉100分まちあるき」が公開

長野県のJR上諏訪駅周辺には温泉と高島城の史跡、甲州街道沿いに並ぶ造り酒屋など見所がたくさんあります。そんな街を約1時間20分で散策できるまち歩きマップ「上諏訪温泉100分まちあるき」が公開されました。諏訪市観光ガイドのホームページでダウンロードすることができます。

スタートは上諏訪駅! 前半は諏訪市湖畔公園まで

マップに載っているおすすめルートは上諏訪駅を起点に9か所のスポットを巡って、100分ほどで再び上諏訪駅に戻ります。

おすすめコースは約7kmほどのルートを歩いてまわる内容。

前半は上諏訪駅から諏訪高島城を経由して諏訪湖畔へ。まず向かうのは、上諏訪駅から徒歩10分の距離にあるのは大正5年に創業された丸高味蔵です。木曽から移築され100年も経つ丸高味噌さんの建物は、登録有形文化財に指定されています。

さらに歩いて5分の距離にあるのが「諏訪の浮城」の別名でも知られる高島城。天守閣からの眺めは一見の価値ありです。さらに高島城からしばらく歩くと諏訪市湖畔公園に辿り着きます。ここは名前どおり、諏訪湖のほとりにある公園。間欠泉や足湯などもあり、諏訪湖畔散策を楽しめますよ。

後半のクライマックスは上諏訪駅近くに並ぶ酒蔵・諏訪五蔵

後半は寺院がメイン。諏訪市湖畔公園から10分ほどで着く温泉寺は高島藩諏訪氏の菩提寺で、明治初期の全焼後に高島城から移築された建造物などがあります。また、市の天然記念物にもなっている樹齢400年のシダレ桜があり、春はお花見スポットとして多くの人が訪れています。そのあとは手長神社や貞松院、冬の諏訪湖の風物詩である御神渡りを見極める神社としても有名な八劔神社を巡ります。

そして、最後は甲州街道沿いの500m間に並ぶ5つの造り酒屋へ。「諏訪五蔵」と呼ばれる真澄・麗人・舞姫・横笛・本金の5つの蔵が徒歩で巡れる範囲に集まっているんです。今年2020年はそれぞれの蔵で試飲できる「諏訪五蔵 酒蔵めぐり」が春以降休止していますが、お酒などを買うことはできます。お土産を見つけて、上諏訪駅に戻るのもいいですよ。上諏訪駅のホームには、ヒノキのベンチに座って入れる足湯があるので散策の疲れを癒して帰れます。

おすすめコースだけでなくアレンジも可能

ここで紹介した以外にも「上諏訪温泉100分まちあるき」のマップには国指定重要文化財になっている片倉館や、歌舞伎でも上演される八重垣姫像といった名所も。コース通りに巡るのもよし、食事休憩や寄り道をしてアレンジしてみるのもよし、「上諏訪温泉100分まちあるき」を片手に上諏訪散策を楽しんでみてください。

ちなみに、諏訪市観光ガイドのホームページではこのほかにも、霧ヶ峰高原散策に役立つ「霧ヶ峰花めぐりウォーキングマップ」や、美術館、博物館を紹介している「諏訪湖・八ヶ岳アートリングマップ」など、諏訪エリア観光をサポートしてくれるマップが公開されています。諏訪周辺に遊びに来るときはぜひチェックしてみてください。

[上諏訪温泉100分まちあるき]
▶諏訪市観光ガイド:https://www.suwakanko.jp/
▶マップ(PDF):https://www.suwakanko.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/d49082c16f4606e2eb3fb398e18fc360.pdf
▶その他マップ・パンフレット一覧:https://www.suwakanko.jp/download/

SPOT INFORMATION

蔵元ショップ Cella MASUMI(真澄・宮坂醸造)

上諏訪駅からもほど近い、甲州街道沿いに並ぶ「諏訪五蔵」と呼ばれる蔵元のひとつ。寛文2(1662)年創業、優良な清酒酵母として全国の酒蔵で使われている「七号酵母」の発祥蔵です。試飲グラスを購入すると、その時期オススメな5〜6種類のお酒の試飲が可能。敷地内にはヨガや絵画展を行うイベントブースやオーナーが直接買い付けた酒器を販売するショップがあり、伝統の中にも新しい試みが感じられる蔵元です。

※新型コロナウイルス感染拡大を受け、店内での試飲は一時休止しています。

住所
〒392-0006 長野県諏訪市元町1-16
電話番号
0266-57-0303
営業時間
10:00〜17:00
定休日
水曜
詳細ページ
http://www.cellamasumi.jp/

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