本州最大の黒曜石原産地や縄文遺産が残る地
みなさんは、長野・山梨両県にまたがる八ヶ岳周辺の14市町村が、日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」としての認定を受けていることをご存知でしたか? 八ヶ岳エリアには、長野県下諏訪町にある本州最大の黒曜石原産地・星ヶ塔遺跡をはじめ、土器や土偶、国史跡の遺跡など、縄文にまつわる数多くの遺物が残されています。
なかでも星ヶ塔遺跡は、約3.5万平方メートルの敷地に縄文前期から晩期までの黒曜石採掘跡が193か所も分布していることが明らかに。かつての人々はこの場所で原石を採掘し、山麓で商品として加工して全国的に流通していたといいます。
4つの遺跡が残した日本の原風景から“縄文銀山”の由縁を探る
そんな八ヶ岳山麓に今もなお残っている縄文遺産や遺跡を巡る1泊2日のツアーが下諏訪町にて行われています! 開催は、5月21日、6月6日、8月21日、9月19日の計4回。ツアーで訪れる遺跡や博物館はすべて学芸員やガイドによる解説付きで、縄文の文化や時代背景をしっかりと学ぶことができますよ。
このツアーで巡るスポットは主に4つ。縄文時代の黒曜石採掘遺跡・星ヶ塔遺跡、日本を代表する国史跡・井戸尻遺跡、祭祀を行っていたとされる集落遺跡の国史跡・金生遺跡、住居跡150軒ほどからなる居住域や居住域から川へ通じる“縄文の道”が発見された国史跡・梅之木遺跡です。
“縄文時代の日本の首都”といわれるほど文化が栄えていたとされる八ヶ岳山麓周辺の遺跡を中心に巡ることで、縄文人の生活様式やさまざまな文化を感じることができるかもしれません。
また、宿泊する宿は、江戸時代の歴史街道である中山道で唯一の温泉宿場であった下諏訪温泉の宿から選ぶことができますよ。
普段はなかなか立ち入ることのできない貴重な秘境遺跡をはじめ、今もなお当時の原風景が残る地に足を運び、縄文時代の暮らしや文化に思いを馳せる旅へ出かけてみませんか?
[星ヶ塔遺跡特別見学と八ヶ岳山麓の縄文遺産めぐり2日間]
- 開催日
- 2025年5月21日(水)、6月6日(金)、8月21日(木)、9月19日(金)
- 所用時間
- 1日目=4時間、2日目=9時間
- 場所
- 集合=下諏訪町四ツ角駐車場(長野県諏訪郡下諏訪町御田町下3202)
- 料金
- 大人=38,000円~60,000円、子ども=33,000円~51,000円
- 定員
- 15名
- 詳細ページ
- https://shimosuwaonsen.jp/experience/19187/