たくさんの酒蔵が集まる八ヶ岳エリア。飲み歩きや酒蔵巡りなどを楽しむ人も多いです。
そんな日本酒がもっと楽しくなるマンガがあるのをご存知ですか? 『酒と恋には酔って然るべき』という作品です。
カップ酒も楽しむOLの酒暮らし
アラサーOL・松子の日々の暮らしと恋の予感を描いた作品なのですが、タイトルにもあるように物語を彩っているのがお酒。
お酒を題材にしたマンガは今たくさんありますが、この作品ではカップ酒のようなカジュアルな日本酒がフィーチャーされているのが特色です。「新政No.6 Xタイプ」など、希少なお酒も登場しますが、自宅のひとり飲みシーンも多いこの作品ではカップ酒が主役のひとつなんです。
単行本のカバーに描かれているのもカップ酒。実は2月に発売された第2巻では長野県の諏訪エリアを代表する蔵のひとつである宮坂醸造さんの「真澄 銀撰パールライトカップ」が描かれていたりします。
カップ酒というと「酒飲みのおじさんの飲むもの」というイメージも強いかもしれません。実際『酒と恋には酔って然るべき』の作中でも、家にカップ酒がズラリとストックされている松子が同僚にからかわれたりしています。
ですが、「日常酒」なんて呼び方もあるように飲みきりサイズでいろんなお酒を日々楽しむのにピッタリなのもカップ酒。200円ほどで買える「真澄 銀撰パールライトカップ」も地元で長年愛されてきたロングセラーで、スーパーやコンビニなどでも定番です。
生わさびと漬けマグロや季節の食材、漬物や郷土料理など、いろんな肴とおうち酒を楽しむ様子は、思わず一杯いきたくなりますよ。
ちなみに、この2巻では同じく八ヶ岳エリアにある山梨銘醸さんの「七賢スパークリング 星ノ輝」も登場していますよ。
お酒のある暮らしの面白さ!
お酒が楽しくなる豆知識もたくさん。それぞれのお酒の特徴などはもちろん、レンジでたのしむカップ酒の熱燗や、炭酸やラムネで日本酒を割るちょっと意外な飲み方など、試してみたくなる話がところどころで出てきます。
そして、なにより楽しいのは「暮らしのなかのお酒」が描かれている点。ひやおろしや梅酒の季節に胸をときめかせたり、大事な日のためにとっておきのお酒を取っておいたり、腹を立てた日、浮かれてる日、それぞれでお酒を楽しんだり……。ただおいしいというだけでなく、お酒のある生活の楽しさを教えてくれる作品です。
作中に登場するお酒はもちろん、いろんな日本酒がもっと楽しくなる一作。八ヶ岳でお酒を楽しむときのお供にもぜひどうぞ!
【単行本紹介はこちら】
酒と恋には酔って然るべき 第1巻 | 秋田書店
https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253159486
【八ヶ岳エリアのお酒についてはこちらも!】
https://8tabi.jp/feature/sake/