トマトケチャップや「野菜生活」などの野菜ジュースで知られるカゴメ。長野県の富士見町にはその工場があります。
この工場は1968年に富士見町の企業誘致第1号として誕生。「野菜生活」やトマトジュースなどをつくる主力工場として50年以上稼働してきました。近隣の学校向けの工場見学などの取り組みも行いながら、地域に根付いた企業として親しまれています。
そんなカゴメと地域の新たなコラボがこの春、形になりました。地元・富士見小学校の生徒といっしょにつくったひまわり油です。
種まきからラベル貼りまで小学生が関わって商品化
工場や菜園、ショップなどが一体になった「カゴメ野菜生活ファーム富士見」にひまわりの種を蒔いたり、ひまわり迷路の図案をつくったりと、カゴメでは2019年から富士見小学校といっしょにいろんな取り組みを行っていました。
今回のひまわり油も、そんな取り組みのなかから生まれたもの。昨年10月に富士見小学校の生徒が種を採り、地元の加工所でひまわり油にして商品化しています。
ラベルも小学生が考えたものを、生徒たち自身が貼ってつけているんだそうです。種まきから商品化までずっと小学生といっしょにつくったひまわり油なんですよ。
限定100本でファームショップに
商品化されたひまわり油はこの春、100本限定で「カゴメ野菜生活ファーム富士見」のファームショップに並びました。
そのまま使っても、調理用油として使ってもおいしいひまわり油ですが、オススメはパンにつけたり、サラダにかけたりする食べ方だそうです。ひまわり油のナッツのような香ばしさを感じられますよ。
ちなみに、カゴメでは今後も富士見小学校の生徒たちとの取り組みは進めていく予定で、コロナウイルスが落ち着いたら子どもたちを対象にした「生物多様性を学べるイベント」の開催なども考えているとのことです。