八ヶ岳の林に佇むちいさな図書館があります。木の造形作家・松村太三郎と絵本作家・まつむらまさこさんによってつくられた日本で最初の絵本専門図書館「えほん村」です。

木のぬくもりと絵本の心を伝えたいという思いから開館された「えほん村」は、「0−100才のこどものこころへ」というテーマのとおり、子どもから大人まで楽しめる場所。「絵本のおへや」と名付けられた絵本の図書館のほか、カフェやショップ、ギャラリーなどがあり、絵本とアートが共存している空間となっています。また、さまざまなイベントや展示が行われることもあり、いろいろな視点からえほんの世界に触れられるスポットです。

心を込めてありがとう「えほん村40周年祭」

昨年から今年にかけての1年は、「えほん村」40周年という節目の年でした。その締めくくりとして行われるのが「えほん村40周年祭」。40周年最後の日となる9月23日と、41年目の第一歩目となる9月24日に開催されます。

当日は、絵本の読み聞かせや絵本の持ち寄り会など、みんなで楽しめる企画が盛りだくさん。メイン企画の「おいわいかけつけ絵本ライブ えほんの時間」では、えほん村で30年以上絵本ライブを続けている絵本専門士のエリザベスさんと、ライブする編集者として人気の井上みほこさんをお迎えします。9月23日はエリザベスさんによる、えほん村のおもしろ交流絵本ライブ「大切なことは絵本の中にある」、9月24日は井上みほこさんによる、読み聞かせと絵本づくりの裏側を語る「語り継がれる絵本のお話し」が行われますのでお楽しみに！

また1日目には、自分のお気に入りの絵本を持ち寄って、その場でみんなと絵本を読みあう「みんなdeえほん」も行われます。思い入れがある大好きな物語を共有できたり、誰かにとって大切な世界を覗くことで新しい出会いもあるかもしれません。ほかにも、甲府と韮崎にお店を持つパン屋さん・コーナーポケットの白くまと黒くまの40周年特別記念パンの販売や、糸で操る人形劇マリオネットパフォーマンスなども企画されていますよ。

「えほん村」の40周年の節目であり、41周年目のはじまりでもある記念すべき日に、えほんに囲まれたあたたかい時間をすごしてみませんか？

[えほん村40周年祭]