今週月曜から火曜にかけて関東をはじめ広範囲で大雪となりました。皆さんのお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか。
八ヶ岳エリアもやはり雪となり、中央自動車道の通行止めや特急あずさ・かいじの運休など大きな影響が出ました。降雪から数日が経過し地域もひと段落していますが、実際のところ道路などがどういう状況か気になっている方もいるかと思います。3連休前の道路状況などを地元スタッフがレポートします。
・冬の八ヶ岳エリアは降雪の有無にかかわらず、スノータイヤ着用が大前提
・主要幹線は除雪が進んでいるが、路面凍結などの危険はあるので十分な注意が必要
・高原エリアや細い道は雪が残る道も
・歩道などは雪が残るところも多いので滑りにくい、歩きやすい靴を
5日にかけて八ヶ岳も降雪
まず週明けの2月5日、まさに全国的に雪が降った日の様子はというと、こんな感じでした。
写真は高原エリアの長野県原村ですが、諏訪湖周辺や山梨県側でもしっかりと雪が積もり、あたり一面銀世界となりました。
八ヶ岳周辺は標高が高い地域ということもあり、雪深いというイメージの人もいるのではないでしょうか。実際気温でいうとかなり寒いのですが、いわゆる豪雪地帯ではなく、雪に関してはまとまった量降るのはシーズンにつき数回という程度です。積雪量も腰まで埋まるような量が降るわけではなく、人が住むエリアならたいていは10〜20cm前後、30cmも積もれば多い方です。
今回の雪でも、通行止めなどの措置はありましたが、エリア自体の積雪量は極端に多かったというほどではありませんでした。雪がやんだ6日からは本格的に除雪も進んでいきました。
高速道路や主要幹線道路はかなりきれいに
6日夜には中央自動車道の通行止めも解除に。7日昼にスタッフも利用しましたが、走行車線はかなりきれいに除雪されており、日中走る分にはずいぶん安心できる状態でした。
同じく東京から山梨、八ヶ岳エリアをつなぐ国道20号(甲州街道)も7日には大筋きれいに除雪されており、スムーズに運転できる状況に。比較的気温が高くなったこともあり、そのほか主要幹線、大きな道はきれいになっていることが多かったです。
除雪された道は凍結が怖い!
ただし、地元住民が安心して運転しているかというとそうではありません。
さきほどの写真を見てもわかるとおり、道路そのものは除雪されていますが、道路脇や路肩には雪がしっかり残っています。降雪後怖いのはこの雪。残された雪は日中の陽射しで溶け出して道路を濡らします。夕方以降など気温が下がってくると路面が凍結。非常に滑りやすい道が生まれます。
曲がりくねった道も多い八ヶ岳エリアで、しかも見通しの悪い夜ともなると、どこが凍っているかなかなかわかりません。一見走りやすい状況に見えても危険で、地元に住んでいる人は除雪後もしばらくは運転にはかなり神経を使います。
主要幹線以外の道や高原エリアの道は雪が残っている場合も
また、主要幹線が除雪されていても、少しはずれた細い道や高原エリアなどは雪が残っている場合があります。
山梨県の小淵沢から長野県の富士見町や原村をつなぐ高原ルート・鉢巻道路は、木曜日(2月8日)時点でまだ雪が残るところも多くありました。
ある程度雪に慣れた地元スタッフでも走るのが怖い場面があります。なるべく急な制動を避けるゆっくりの運転が基本。
少し標高の低い諏訪湖周辺エリアも、中央分離帯などに雪が残った道、路面に雪が残った道も見かけました。
さらに店舗などの駐車場を見ると、雪が残っている、踏み固められているところも散見されました。スリップはもちろん、轍にタイヤをとられることもあるので注意が必要です。
冒頭にも書きましたが、この時期の八ヶ岳エリアは雪そのものの有無にかかわらずスノータイヤが前提です。ですが、スノータイヤさえ履けば安心というわけではありません。急ブレーキや急発進、急ハンドルなどがあれば当然スリップします。急な制動をしなくてすむように、すぐ先に凍結路面があるかもしれないという気持ちで安全運転を心がけてください。
車だけでなく靴も準備を
もうひとつ注意しておきたいのが歩道など。
道路状況の写真でもわかるかもしれませんが、歩道や人が歩く場所は道路以上に雪が残っている場合があります。特に散策したりいろんなところを歩く予定がある場合は濡れにくい靴があると頼りになります。少なくとも滑りやすい靴、歩きにくい靴は避けましょう。
雪化粧の八ヶ岳、楽しく安全に!
雪化粧した八ヶ岳エリアは「これぞ冬の景色!」という感じで、地元に住んでいても美しいと感じます。皆さんの旅が、事故やケガのない楽しいものになるよう願っております!
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