4月に入って八ヶ岳エリアにも桜前線がやってきています。山梨県側、北杜市の標高が低めのエリアではもうすぐ見ごろを迎えるところも多くなっています。

日本三大桜に数えられる実相寺の山高神代桜も3月30日に開花を迎え、今週には満開になりそうです。

日本三大桜でもある国内最古級のエドヒガンザクラ

山梨県北杜市武川町にある山高神代桜。日本最初の国指定天然記念物でもある国内最古級のエドヒガンザクラです。樹齢1800年から2000年といわれ、12m近い幹から左右に枝を伸ばして見事な花を咲かせています。

山高神代桜（過去の様子）。

伝説では、日本武尊（ヤマトタケルノミコト）が東国へ遠征した際、この地に立ち寄った記念にお手植えされた桜だとも言われているそう。また、鎌倉時代に日蓮聖人がこの地を訪れ、桜の衰えを見て樹勢回復を祈願されたことで再生したとも伝えられていて、「妙法桜」とも呼ばれているんですよ。

今週が見ごろの1週間に

そんな実相寺の山高神代桜が3月30日に開花を迎えました。

3月31日の様子。開花は3月30日でしたが、この日にはすでに五分咲きになっています。

4月1日の様子。開花してからたった2日でほぼ満開の8分咲きまで咲いています。

スイセンも綺麗に咲いています。満開の時には黄色とピンクの美しいコントラストが楽しめます。

今年は、例年の開花時期にはまだつぼみに少しずつ色がつきはじめている程度でしたが、ここ数日で暖かい日が続いた影響で一気に開花が進んでいます。ちょうど今週1週間が見ごろの時期になりそうです！

ちなみにこれは3月23日の様子。すでにつぼみは出ていましたが、この日は雪が降っていました。

また、地元農産物の販売やグルメ屋台などの出店が並ぶ神代桜祭も開催中ですので、お花見も楽しめますよ。

なお、実相寺では桜の季節になると有料の臨時駐車場が設けられるので、車で足を運ぶ場合はそちらをご利用ください。

また実相寺のホームページでは、桜の開花速報が更新されています。遊びに行く予定のある方はそちらの情報もぜひチェックしてみてください。

実相寺の山高神代桜