10月18日、19日、20日の3日間にわたり、甲州街道にて今年も「台ヶ原宿市」が開催されます。台ヶ原は甲州街道の宿場町として栄えた地域。現在も「七賢」の名前で知られる山梨銘醸さんや、信玄餅で有名な金精軒さんなどが軒を連ね、風情のある街並みが残されています。

そんなかつての宿場町で開催される「台ヶ原宿市」は、クラフト市、骨董市、BONSAI市の3つがいっしょになったもので、300店以上もの出店と、3日間でおよそ5万人もが訪れる大イベント。全国から集められた“新しいモノ”と“古き良きモノ”が集結します。

地域の文化を楽しむ3つの“市”

クラフト市では、陶芸、染物、木工、革・ガラス・金属・紙・布製の作品や絵画など、約750mの街道沿いやホタル親水公園にびっしりとお店が並び、作家さんたちの手づくりの作品が集合。

創業370年以上の古い酒蔵のなかで行われる骨董市には、絵画・茶道具・玩具・陶磁器・古民具といったさまざまなジャンルの和骨董・洋骨董が。時代を超えてきた古き良きものがたくさん集まるので、掘り出しものを探して回っているとあっという間に時間が経ってしまうほど充実したエリアとなっています。

そしてBONSAI市には、暮らしに彩りを与えてくれるものたちが集合。盆栽をはじめ、フラワークラフトやガーデニング用品といった生活に取り入れられる植物たちが集まります。さらに、農村地帯であるこの地域で育てられた農産物の販売や、地元のおいしい食べものの出店も。会場では、台ヶ原の伝統芸能である虎頭の舞の披露もあるので、地域に根差した色んな文化が楽しめる3日間となっています。

歴史と風情を感じられる街道で賑やかなひとときを過ごす「台ヶ原宿市」。街歩きにもちょうどいい気温になる秋の週末に、ぜひ遊びに行ってみてください！

[台ヶ原宿市（2024）]